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サーフィン WAX(ワックス)の塗り方

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サーフィン
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サーフィンのワックス

先日サーフィンに行った際に、初心者の方に「ワックスの塗り方を教えてほしい」と
言われたので簡単に説明いたします。
まずWAX(ワックス)とは一言に行っても用途によって様々ですね。
例えば車で言えばボディをコーティング輝かせ、再汚れを防止することに使われます。
スノーボードで言えばボードが雪の上を滑らかに滑れるように滑走性能を上げるために使われます。
さてサーフィンのワックスはと言いますと「サーフボードの上で滑らないように、立ってライディングする際にはグリップ(踏ん張り)を利かすため」に塗ります。
サーフボードの表面は基本的にはポリエステル樹脂で加工されているため、水にぬれている状態ですとその上は非常に滑ります。
その為、水にぬれたサーフボードの上はワックスが塗られていない状態だととても滑って立っていることができないので、サーフィンをする際のワックスは必須アイテムとなります。
後で説明しますが、必須アイテムと言いましたがワックスに代わる便利アイテムもあります(^^♪

ワックスの種類

サーフィンのワックスには水温に合わせた種類があります。
気温と同じように海水の温度も季節によって変化します。
サーフィンのワックスはその時その時の季節・海水の温度に合ったワックスを選ぶ必要があり、海水の温度に合っていないワックス選んでしまうと、グリップが効かなくなります。
サーフィンのワックスは大きく分けてトップコートと言われる水温に合わせた4種類のワックスがあり、それと別に下地に使われるベースワックスがあります。
水温が高ければ高いほど固いワックスを使います。

tropical (トロピカル)
海水の温度が高いときに使用します。日本では夏、バリやハワイなど常夏の国では一年中使用する、一番固いワックスです。

warm(ワーム)
海水の温度が夏ほど高くないが、あたたかくなりだす5月頃から使います。また10月11月頃も使用することが多い2番目に固いワックスです。

cool(クール)
海水の温度が低くなる冬に使用します。海水の温度が低い場合使うので少し柔らかめとなります。夏場などは保存方法を間違えると溶けたりしますので注意が必要です。

cold(コールド)
一番柔らかいワックスです。極寒冷地での使用だと思います。日本では冬の北海道や東北でしょうか?

base(ベース)
ほんとはこれが一番固いです。すべてのワックスの下地に使います。ベースを塗らないでワックスを塗ってしまうとすぐに剥がれてしまいます。

※当方は千葉県・茨城県の海をメインでサーフィンしておりそこに合わせた説明となります。ワックスの使用時期に関しては場所により変わりますのでお近くのサーフショップや波情報サイトを参考にするといいと思います。

ワックスの塗り方

次にワックスの塗り方です。コツをつかんでしまえば簡単なんですが、先ほども書いたようにサーフィンのワックスはグリップを効かせ滑らないようにするために塗ります。
その為には塗ったワックスで凹凸ツブツブを作る必要があります。
このツブツブを作れると作れないとではグリップに雲泥の差があるのでしっかり作りましょう!


手順①
最初にベースワックスでボードに格子状に線を引いていきます。
ワックスの角を使ってなるべく細かい格子を描くといいです。
この最初に描いた格子の上にワックスがついてきれいなツブツブができていきます。


手順②
格子状の線を描いたらそのままベースワックス全体的に塗っていきます。
何回も何回も円を描くように塗っていきます。
ワックスのサイドを使って少しだけ力を入れて(ワックスが引っかかるくらいの力加減)
早く終わらそうと力まずに丁寧に円を描くように時間をかけて塗ります。
時間にしてショートボードで10分くらいです。

10分ほど塗り続けると最初に描いた格子の上に粒ができ、
さらにその上に粒ができていきます。         

手順③
ベースワックスでしっかり凹凸ツブツブができるところまで塗ったら、水温に合わせたトップコートを塗って終了です。
トップコートはベースコートと同じように円を描くように塗っていきますが、ベースコートほど塗らなくて大丈夫です。
塗っている途中で、少し粘り気が出てきたらそれで大丈夫です。

補足:トップコートはサーフィンをしていると、次第にとれてきますので、塗足しをしてあげるといいです。

ワックスのはがすタイミング

ワックスは消耗品であり、基本的には塗り足しで済みますが、どうしてもいったん全てはがさなければいけないタイミングがあります。
一つは下記の画像のようにワックスの粒が全てつぶれてしまい平らになりかけているときです。
こうなってしまうと凸凹ツブツブがないためワックスが引っかかりにくくトップコートの塗り足しが困難になっていきます。さらには仮に塗れても 凸凹ツブツブがないため グリップがききにくくなります。ですのでこういった場合は一度全てはがし、ベースコートから塗りなおす必要があります。

ワックスの凸凹ツブツブがつぶれてしまっている状態。


二つ目はワックスのトップコートの種類を変えるタイミングです。
先に説明したようにトップコートは水温によって変える必要があります。
そしてベースコートが一番硬さがあり、水温が高くなるにつれ硬いワックスを使用すると説明したとおりですので、水温が低い時期から高くなる時期に関しては軟らかいワックスの上に硬いワックスを塗ることになります。
しかしこれをしてしまうと塗ったトップコートすぐにとれてしまうという現象が起きてしまいます。
基本的には軟らかいワックスの上に硬いワックスは塗れません。
そのため水温が低い時期から高い時期(日本では冬から春、夏にかけては)になるときは一度ワックスをはがす必要があります。
逆に水温が高い時期から低くなる時期(夏から秋、冬にかけては)には凸凹ツブツブが残っていればはがす必要はありません。

ワックスの塗り直しはなかなかの手間になりますので、上手くこなしていただければと思います(^^♪

色々なワックス

サーフショップや海沿いのコンビニなどでもみかけるサーフィン用ワックスですが、色々なメーカーから発売されています。
その中でも自分が使用したことのあるワックスをいくつか紹介させていただきます。

STICKY BUMPS (スティッキーバンプス)
言わずと知れた王道中の王道。世界各国のトップライダーも使用。
自分的には一番塗りやすく感じ、使用頻度が高いです。


SEX WAX(セックスワックス)
こちらもメジャーなワックスです。


FU WAX(フーワックス)
こちらは少し特殊なワックスになります。
凸凹ツブツブを作る従来のワックスと違い蜘蛛の巣のようなネバネバしたようなイメージのものをボードの上に作るワックスになります。
グリップ性がとっても強く、一部では高速ライディング中にプルアウトをすると勝手にエアリアルになるとかw
従来のワックスよりすこし高価になりますが、WCT選手でも使用しているほどのクオリティです。


CRYSTAL GRIP(クリスタルグリップ)
ワックスいらずの優れもの!
何枚かのパーツに分かれたシールボードの上に張るだけ。
その張ったシールがワックスの役割を果たします。グリップ力もなかなかのものです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
サーフィン用のワックス、小さなアイテムですがサーフィンに置いて必須のアイテムでございます。
色々な種類があり、好みも出てくると思いますので、ぜひ自分に合ったワックスを見つけて楽しいサーフィンライフを送っていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^♪

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