ブラック企業に対する未払い残業代請求

スポンサーリンク
生活
スポンサーリンク

退職時の未払い残業代請求

世の中には本当に過労死といえるラインまで働かせ、我知らぬ顔で過ごしている経営者はたくさんいます。
自分の周りでも、その被害にあったことがある人間も数人います。
一個人の私の知り合いですら数人です。全国にしてみればとてつもない数字なのでしょう。
そしてそのほとんどが、その労働に対しての対価をきちんと支払われていません。
もちろん、ちゃんと支払ってもらっている人もいれば、話をしっかりし、納得している人もいます。
ただ、自分のきいた話だけではやはり半分以上の人が納得はしていませんでした。
かく言う私もその一人でした。
そして、来る退職日に向けて動き出します。

きっかけ

在籍13年…思い起こせば色々ありました。
そして給与や労働体制、規則など色々訴えてきましたが、改正されることはありませんでした。
そして退職を決意したとき、自分の首をかけ、最後の訴えをしましたが、交渉の余地はなし、
「やめるならどうぞ」の一言で終了です。
中小企業の従業員が30人ほどの小さな会社です。
ですので、交渉や訴えは社長に直訴です。
自分では一生懸命にやってきたつもりです。13年間。
でもそんなのはお構いなし。
正直悔しかったですね。
その時に覚悟が決まりました。
正当に、まっすぐ会社にぶつかろうと。

未払い残業代請求の準備・方法

退職時未払い残業代請求を決めて、退職まで3かしっかり準備をします。
3か月というのは、退職を伝えたところ、そのくらいはいてもらわないと困るとのことだったからです。
普通は1か月くらいで問題ないと思いますが、そこは義理ですね。

【どういう形で請求するか!?】
ネットで検索すると色々出てきますが、調べた結果、請求の仕方は2パターンになるかと思います。

1つは弁護士さんに相談し、弁護士さんから請求をしてもらう。

2つめは自分で請求をする

もし、機械的に事を運びたく、気まずさなどから今後は会社とも連絡を取りたくない。
連絡や交渉事は全て弁護士さんに任せたいというのであれば、
最初から弁護士さんに依頼してしまうのがいいと思います。
確実性や自分への精神的・肉体的負担なども含めて考えたときに、それが最善だと思います。
今は相談料・着手金無料、成功報酬のみという弁護士さんも多いので相談もしやすいと思います。
自分としてもおすすめはこの方法だと思います。

しかし、私自身は2つめの自分で請求をする方法を選びました。
なぜかというと、残業代の請求をするという根底は変わりませんが、
これをすることによって真摯に向き合ってほしいというのが一番の想いだったからです。
しかし、この思いは一瞬で打ち消されます。これについては後半で書きます。

ということで、自分で請求することに決めた私は、まず準備をします。
最初にしたことは労働基準監督署への相談です。
会社の所在地に属した労働基準監督署に行けばいいと思います。
電話で軽く内容を伝え、実際に労働基準監督署に行きます。
相談内容はもちろん退職するにあたっての残業代請求についてです。
そして現在の状況を下記の通り報告しました。

・退職時に残業代を請求したい
・会社にはタイムカードがなく手書きでの出勤・退勤時間の記録もない
・残業代は13年間未払い
・就業規則には残業代を払う旨が記載されている
・就業規則に書かれている所定労働時間は法定労働時間を超えている
・就業規則には退職金については規定に基づくとしているが規定はないから退職金はないと言われた
・有給休暇を最後に取らせるからそれが退職金替わりだと言われた
はい、色々出てきてしまいましたねwww
まあこれは実際ほんの一部なんですが、とりあえずはこんなところで。
ぞくにうブラック会社ですね。
もちろん、こんなですから労働基準監督署の方はとても親身になって聞いてくれました。
そして本格的に動き出していきます。

まずは証拠集めです。残業をしたという証拠です。
ネットで調べたところ、これにとどまらず、残業代請求に向けての動きは、
なるべくその時まで秘密裏にやることがいいみたいです。
なぜかというと、データ改ざん・証拠隠滅を会社ぐるみでやるところもあるからだそうです。
恐ろしいですねw
そしてこれについてはタイムカードがあればそれでいいんですが、
勤めていた会社にはタイムカードがありませんでした。
しかし幸いにも、私は自分自身で出勤・退勤時間を4年前から自身で記録していました。
これは証拠になるとのことでした。
今時はあまりないと思うんですが、勤怠記録が自分で確認できないようならば、自身で記録しておくことを強くお勧めします。
さらには念のため、会社で自身が使用しているPCのログをスマホのビデオで記録しました。
もちろんこれもしっかりとした証拠になります。

そして、これも重要なのですが退職届をしっかり書面で出してください
そしてコピーを取っておいてください。
これは労働基準監督署の方に聞いたのですが、例えば退職後に残業代を請求したときに、
「退職なんて聞いてない、無断欠勤だ!その間に会社が負った損害を払え」
なんていってくる輩もいるみたいなので。

あとは就業規則もしっかり手元に置いておきましょう。
コピーで構いません。
本来、この就業規則は従業員のだれもがいつでも確認できる場所に設置していなければいけないのですが、あえて見えないところに置いている会社もあります。
自分の勤めている会社がまさにそれでした。
そんな場合は何とかして探し出しましょう。
どうしても見つからない場合は開示を請求してもいいと思います。
従業員には見る権利があるからです。
しかし、これをすると変に勘繰られてしまう恐れもありますので、慎重に行いましょう。
自分の場合はデータで見つけ出しました。

給与明細も大切に保管しておきましょう。
時間など詳細が記載されていない、もしくは誤った時間が記載され、計算が合わないなど、
これも証拠になります。

あとは業務のメールのやり取りなども証拠となりますので、
集められるものはとにかく集めましょう。

退職後

退職までは特にもめることもなく円満に退職いたしました。
正確にはおとなしくしていたのです。言いたいことはたくさんありました。
例えば、これは人間性だと思いますが、約束していた成果報酬が難癖つけて支払われないなどがありましたw
辞める人間にはできるだけ経費を使わないようにするんでしょうね。
だからと言って約束を破るのはどうかと思いますが…
もうそこは割り切って諦めましたけどねw

退職後はまず、残業代請求の前に必要なことを終わらせましょう。
源泉徴収票・離職票・退職証明書・健康保険資格喪失証明書などの受け取り、保険証の返却etc…
通常は10日~2週間ほどですべて済みます。普通の会社なら・・・
私のところは1か月ほどもかかりました。
そうゆうところもとてもずさんなのです。

それが済んだらいよいよ残業代の請求です。
まずは労働基準監督署に行き、担当の方に改めて相談します。
請求書の原案をもらい、その原案に沿って請求書を作ります。
請求書を作成したら、特定記録郵便・または配達証明郵便で送ります。

送る直前、内心はとてもドキドキしていました。
郵便局の手前で足もすくみました。
でも自分の中では絶対になかったことにはできない事なので、
最後は勢いで郵便局に提出しました。
もし、そんな方が他にもいましたら、大丈夫です。
勇気をもって突撃してください!
出した後にはとてもスッキリしますw

実際に使用した請求書のサンプルです。

そして、請求書が届いたであろう翌日、社長より電話がありました。
そして、電話の内容にとてもガッカリしました。と同時に再度覚悟が決まりました。
電話の内容は下記の通りです。

プルルルル・・・ 私のスマホが鳴ります。

私「もしもし」

社長「なんか届いたけどお前本気か?」

私「はい」

社長「だったらこっちはお前が仕入れをした商品で不利益になるようなものに対して損害賠償請求するから」

ガチャ、ツーツーツー・・・電話が切れる。

私は話し合うつもりがあるから、自分で請求し、電話にも出たのですがね。
なぜこうなったのか、どういう気持ちでこちらが行動したのかなんてのはお構いなしのようですね。
ということで私は本気で戦うことを覚悟いたしました。

労働基準監督署より正式に調査申請

上記のとおり書面にて残業代請求を行いましたが、期限となる1週間を過ぎても、
残業代が振り込まれることはありませんでした。
まあ、あの電話の切り方からして、素直に振り込まれるとは思っていませんでしたが、
やはりという感じです。
ということで、次に行うことは


【再度労働基準監督署に行き、正式に調査を依頼します】
これは労働基準監督署に労働基準法のもと、私がちゃんと給料をもらっていないことを訴え、
正式に調査を依頼することです。
これを行うと、労働基準監督署から私に担当がつきます。
まずは、担当者の方に私が集めてきた未払い残業代の証拠を提示します。
その証拠をもとに、その担当者が今後は私と会社の間に入り未払い残業代の支払い命令や交渉などを行います。

労働基準監督署より出頭命令。応じなければ立ち入り調査

正式に労働基準監督署に依頼したので、労働基準監督署から社長に出頭命令が下ります。
そして私からの話の事実確認と、会社の就業についての確認が行われます。
この出頭命令は無視すると、今度は労働基準監督署の方が会社に行き立ち入り調査となるそうです。

和解

私に労働基準監督署の担当者がついたことにより進展していきます。
労働基準監督署の担当者の方はとても親身になってくれ、速やかに社長に出頭命令を下し、それには社長もすぐに応じたようでした。

そして労働基準監督署の担当者より社長に、私が提出している未払い残業代を確認したうえで、勤怠を確認し正確な未払い残業代を計算するように命令が下ります。

しかし、中々な曲者の社長ですからそうすんなりは行かないのです。
この命令が下って2~3か月かかっても一向に計算をせずに労働基準監督署の担当者からの催促も適当に流すだけといった感じでした。

ですが労働基準監督署の担当者の方はとても根気強く説得してくれ、4か月ほどでようやく計算した未払い残業代を提示してきました。

しかしなんとΣ(・□・;)
私が計算していた金額とは遠くかけ離れ「全く払う金額がないんだな」と思えるような金額を提示してきたのでした、、、
これには労働基準監督署の担当者の方も驚いたようで「こんなはずはないでしょ!ちゃんと計算してください」と伝えてくれたみたいです。
そしてもう投げやりになったのか、その後は向こうの社労士さんと労働基準監督署の担当者さんの話になったみたいで、そこである程度の折り合いのつく金額で和解という形になりました。

労働基準監督署の担当者さんの話では結構ひどいタイプですねwwwとのことwww

和解についてはしっかりと和解書を書面で交わして終了となりました。
和解書については他言無用などの内容も含まれていたので、掲載は控えさせていただきます(´-ω-`)

ちなみにこの間のやり取りは私自身は労働基準監督署の担当者さんとだけです。
社長と話すことは最後までありませんでした。
最後に相手方の社労士さんと少しだけ話しましたが、社労士の方ですらも私の味方に、、、いやこれ以上は辞めておきますねwww

まとめ

いかがでしたでしょうか!?
私のようにブラック企業で働き納得いってない方はこの世の中にはごまんといるでしょう。
退職した方でも、現在勤めている方でも会社のやり方に納得できず、「しっかりと対応してもらおう」と行動を起こそうと思っている方や、すでに行動を起こしている方のために参考になれば幸いでございます(^^♪

労働基準監督署の方々はどなたもとても親身になってくれます!私は感謝しかありません!ぜひ迷ったら一度相談してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました